虐待ゼロへ!今、私たちに出来ることは!?

先週末、【緊急会議「虐待ゼロへ!今、私たちに出来ることは!?」】というイベントを、私も主催者の一員として開催しました。


・小児救急看護認定看護師であり、病院で虐待に対して関わっている方

・子育て支援団体の代表で看護師でもあり、ポジティブディシプリンという体罰禁止の活動を地域でされている方

・児童相談所の職員の方

の3名のお話をお聞きすることができました。


児童虐待の現状から、それぞれの立場の方がどのような関わりをされているのかを聞き、自分たちには一体何ができるのかを考える機会となりました。


とてもとても濃い内容で、詳細をお伝えすることが難しいのですが…

強く印象に残っていることを少しご紹介します。


まず一つ

子育て先進国であるスウェーデンでは、約9割の人が体罰を否定しているそうです。

(ちなみに日本では約4割…)

が、そんなスウェーデンもかつては体罰を肯定する意見も多く、実際体罰が行われていたと。

つまり、かつてのスウェーデンも今の日本と同じような状況であったにも関わらず、今は体罰が無い国へと進化しているのです。

『日本もできる!!』

そう強く感じました。


そしてもう一つ

日本には元々体罰の文化はなかったのではないかと言われているそうです。

武士道では、自分を律することを重んじられていたので、弱い立場の人に対する体罰は良しとされていなかった。

第一次大戦、第二次大戦から体罰を用いる子育てが外国から入り、広まったという考えがあるという紹介がされました。

明治時代、エドワード・シルベスター・モースという人が残した記録に


「世界中で日本ほど、子供が親切に取り扱われ、そして子供の為に深い注意が払われる国はない。ニコニコしているところから判断すると、子供達は朝から晩まで幸福であるらしい。…それは日本が子供達の天国であるということである。…赤ん坊時代にはしょっちゅうお母さんなり他の人なりの背中に乗っている。」


というものがあるそうです。

なんだかほっこりしませんか?

と同時に、上記の記述内容に納得もできます。

『そうだよね!日本人ってそんな子育てしてきたよね!』

と誇らしくも思いました。


これらを聞いて、なんだか光を感じたというか…

『日本も、日本人なら、体罰(虐待)を無くすことができる!!』

という希望と自信を感じました。



野田市で起きてしまった虐待死事件。

とてもショックな出来事で、心を痛めた方も多いと思います。

この事件をこのまま過去の出来事として風化してしまうことの無いように、

これを機に、日本が進化していくことを願うとともに、

自分に何ができるのかを真剣に考え、行動へと移していきたいと思います。

そしてみんなで創っていきたいです。

子育てを支える社会を…。

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